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sorarix.net

日記、コンピュータ、備忘録、書きたいことを書きたいままに。気まぐれに更新中。

「なぜドコモのLTEは遅いのか単純かつ明確な理由」の補足説明

すまほん!!に書いたなぜドコモのLTEは遅いのか。単純かつ明確な理由 – すまほん!! が、違う方向で解釈され、私の伝えたかったこととは別の方向に向かっているようなので、自分のブログで補足的な説明をしたいと思います。 私が今回伝えたかったことは以下の一点のみです。

  • OpenSignalの集計結果(の速度)は妥当でなく、その値をもってドコモを非難するのは妥当でない

ですから、通常利用している場合で速度が出ないことに対して擁護をするつもりは一切ないですし、ましてやドコモの現状を擁護するつもりも一切ありません

設備投資が足りていない(これもいろいろあるのですが)は全うな意見でしょうし「だからといって、Xiの速度が出ないことが許されるわけではない」というのもまっとうな指摘でしょう。

私はその意見に全面的に同意です。

私が示したかった意見は「OpenSignalの集計結果(の速度)は妥当でなく、その値をもってドコモを非難するのは妥当でない」の一点のみです。

どうやら、その点が抜け落ちた状態で情報が拡散されてしまい「Xiの速度が遅い = 収容人数が多いから」と主張しているという風に解釈されてしまったのは、私の言葉が足らなかったからと反省をしています。

まず、あの内容を起こしたのには、OpenSignalの集計結果のPDFに以下のような文章が明記されていたからでした。

The 3 networks with LTE in Japan are SoftBank (16.2 Mb/s), KDDI (14.8 Mb/s) and NTT DOCOM (5.5 Mb/s). The low country-wide average is caused by NTT DOCOM. A possible reason is the age of the network. From our data we see that new LTE networks experience very fast speeds, as there are few subscribers and the network is relatively uncongested. As more consumers upgrade their phone the network slows down. In Japan NTT DOCOM launced LTE in Dec 2010, vs March 2012 and Sept 2012 for SoftBank and KDDI respectively

http://opensignal.com/reports/state-of-lte/OpenSignal-State-of-LTE-Report_(Feb-2013).pdf

国別の比較というのは国土と人口、電話の契約形態によって値が大きく異なる電波通信事業において、あまり有効な方法ではありません。日本のような「国土が狭く、地方でもLTEが繋がって、みんながそろいもそろってスマートフォンを使っている」というのは、他の国には見られない特徴です。(あっても韓国くらいでしょうか)

その状態で、圧倒的に収容人数の多いドコモの速度が落ちる結果が出るのは当然であるということが言いたかったわけです。

当然、auやソフトバンク(WirelessCityPlanning)のLTEの契約者数も増えれば増えるほど、速度が落ちていきます。

ただ、OpenSignalの集計結果はあくまでもAndroidの結果であり、iPhoneの値は含まれていません

そんなもの、ソフトバンクのようにアンドロイドスマートフォンの利用者が少ない(というかほとんどいない)回線で速度が出るのは当たり前で、KDDIも同様に2012年の冬モデルからLTEに対応しているわけで利用者は当然少なくなるわけで「この算出結果にいったいどれだけの妥当性があるの?」という疑問と答えを投げたわけです。

(ですから当然、調べた数値からデータを算出する際にiPhoneのデータは除きました) ここで大事なのは「ソフトバンクとKDDIがこれだけ速度が出ているのに足を引っ張るドコモの速度が悪い」という持たず、「ソフトバンクやKDDIも今後(利用者が増えていき)Xi並の速度になる」と考えることが妥当ということです。

当然、ソフトバンクやKDDIもそれに対応できるように、インフラの増強をするのでしょうが、果たしてどうなっていくのかの様子を見守らなければ、わからないのが現状です。

くどいですが、私はドコモを擁護するつもりは一切ありません。Xiに割り当てることができる周波数が少ないことや900MHz帯の状態を加味した上で、もうちょっとXiに力を注ぐべきだと感じています。

しかし、今回の内容で拙い部分も多くありました。もう少し言葉を覚えたり、グラフの使い方(というよりは、エクセルの使い方だった)を覚えたいと思いました。突っ込みを食らった円グラフですが、本当はガントチャートで作りたかったのが、エクセルでガントチャートを作る方法がわかりませんでした() 最後に「ユーザ側の視点に立っていない。

ドコモの事情なんてみんな知らないよ」という突っ込みをいただきました。

私もユーザですし、私はユーザ目線でユーザ全体が賢くなることが、通信事業というなかなか目に見えない事業をより可視化することが、最終的なユーザの福利に繋がると考えています。

単純に数値から見て、思ったことを書くことはいいのですが、それでは通信事業という目に見えない事柄に対して、ユーザの知識は増えません。

最終的にそれはユーザのためになっているとは思えないのです。

何度も書いていますが(読まない方がいるので)私はドコモを擁護するつもりは一切ないですし、利用者としてドコモの事情なんて知ったことではありません。

速度が出た方が便利に決まっています。 ただ、今回のような数字の裏側にある背景がわかりデータから得られる情報以上の情報を開示することによって、ユーザが賢くなりことが最終的に自分たちにプラスになるのではないかと考えます。

何も考えずに「うわぁ、この結果だとドコモの速度が悪い、最低」と考えるのではなく「ん?でもなんだかおかしいような?」とユーザ全体が考えられることがこの市場にとって最終的なプラスなのではないしょうか。

そうして、ユーザ全体の知識が増えていけば「そもそも、なぜLTEが必要になってきているのか」とか「だからLTEが採用されて基地局が整備されているのか」ということが必然的に見えてくるようになると考えています。